「重要事項説明」の過去問(宅建業法・95問)
1. この分野は何か
不動産の購入や賃借は、人生を左右する高額な取引です。「後でこんなはずじゃなかった」と後悔しないように、契約を結ぶ前に、物件の欠陥や法律上の制限、契約の条件などを細かく文書にまとめてお客さんに説明する義務が宅建業者に課せられています。これを「重要事項説明(35条書面)」といいます。本分野では、誰が、いつ、どのように説明しなければならないのか、という手続きのルールを学びます。
2. 学習のポイント
- 説明の「3点セット」:重要事項説明は、必ず「宅地建物取引士(宅建士)」が、「宅建士証を提示」して、「書面(35条書面)を交付して説明」しなければなりません。どれか1つでも欠ければ宅建業法違反となります。
- タイミング:必ず「契約が成立する前」に行わなければなりません。
- 相手方:説明は「物件を取得しようとする者(買主や借主)」に対して行います。売却する側(売主や貸主)に対して説明する必要はありません。相手方が宅建業者(プロ)の場合は、「35条書面の交付」は必要ですが、プロ同士なので「内容の説明」は省略できます。
3. 実際の出題のされ方
重要事項説明は、宅建業法の中で最も出題数が多く、毎年2〜3問が出題される最重要テーマです。
出題パターンは大きく2つあります。1つ目は手続きに関する問題(IT重説のルールや宅建士証の提示義務など)。2つ目は、「この項目は説明しなければならないか?」という記載事項を問う問題です。記載事項については、「売買では説明するが貸借では不要なもの」「貸借でのみ説明が必要なもの」を引っかけとして出してきます。
4. 間違えやすいところ
IT重説(オンラインでの重要事項説明)
現在は、対面だけでなくテレビ会議システム(Zoom等)を使ったIT重説も認められています。ただし、以下の要件を満たす必要があります。
- 映像と音声の双方向のやり取りができる環境であること
- 事前に35条書面(PDF等の電磁的記録も可)を相手方に送付していること
- 画面越しに宅建士証を提示し、相手方が確認できたこと
未完成物件のルール
まだ建っていない新築マンション(未完成物件)を売買する場合、図面や仕様書を使って、完成時の形状や構造などを説明しなければなりません。
35条書面への記名
35条書面には、内容に責任を持つために宅建士の「記名」が必要です。2022年の法改正により「押印」は不要となりました。また、記名する宅建士は、専任の宅建士である必要はありません。
- 2025年度(R7) 問27 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明及び重要事項説明書の交付に関する次の記述のうち、正…
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- 2025年度(R7) 問37 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、…
- 2025年度(R7) 問43 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。…
- 2024年度(R6) 問26 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。なお、説明の相手方は宅…
- 2024年度(R6) 問37 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。な…
- 2024年度(R6) 問41 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。…
- 2023年度(R5) 問33 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2023年度(R5) 問42 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。 ア 宅地建物取引…
- 2022年度(R4) 問28 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2022年度(R4) 問34 宅地建物取引業者が建物の売買の媒介の際に行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、誤っ…
- 2022年度(R4) 問35 次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはどれか。…
- 2022年度(R4) 問36 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、…
- 2022年度(R4) 問40 建物の貸借の媒介を行う宅地建物取引業者が、その取引の相手方(宅地建物取引業者を除く。)に対して、次のアからエの発言に続け…
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- 2017年度(H29) 問33 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、…
- 2017年度(H29) 問41 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。な…
- 2016年度(H28) 問30 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明及び同法第37条の規定により交付すべき書面(以下この問において「37条書…
- 2016年度(H28) 問36 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。…
- 2016年度(H28) 問39 宅地建物取引業者が媒介により区分所有建物の貸借の契約を成立させた場合に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問…
- 2015年度(H27) 問29 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明及び書面の交付に関する次の記述のうち、正しいものは…
- 2015年度(H27) 問31 宅地建物取引業者が、宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明を行う場合における次の記述のうち、宅地建物取引業法の…
- 2015年度(H27) 問32 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2014年度(H26) 問34 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2014年度(H26) 問35 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明及び同条の規定により交付すべき書面(以下この問において「35条書面」とい…
- 2014年度(H26) 問36 建物の貸借の媒介を行う宅地建物取引業者が、その取引の相手方に対して行った次の発言内容のうち、宅地建物取引業法の規定に違反…
- 2013年度(H25) 問29 宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2013年度(H25) 問30 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明(以下この問において「重要事項説明」という。)及び…
- 2013年度(H25) 問33 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2012年度(H24) 問30 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2012年度(H24) 問32 宅地建物取引業者A社が、自ら売主として宅地建物取引業者でない買主Bと宅地の売買について交渉を行う場合における次の記述のう…
- 2011年度(H23) 問32 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
- 2011年度(H23) 問33 宅地建物取引業者A社は、自ら売主として宅地建物取引業者である買主B社と宅地の売買について交渉したところ、大筋の合意を得て…
- 2011年度(H23) 問34 宅地建物取引業法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、この問において、「35条書面」とは、同法第35条の…
- 2010年度(H22) 問35 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明を取引主任者が行う場合における次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
- 2010年度(H22) 問36 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明を取引主任者が行う場合における次の記述のうち、同条の規定に違反しないもの…
- 2009年度(H21) 問33 宅地建物取引業者Aが行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
- 2009年度(H21) 問34 次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはどれか。…
- 2008年度(H20) 問36 宅地建物取引業者Aが建物に係る信託(Aが委託者となるものとする。)の受益権を販売する場合において、宅地建物取引業法第35…
- 2008年度(H20) 問37 宅地建物取引業者Aが、マンションの分譲に際して行う宅地建物取引業法第 35 条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記…
- 2007年度(H19) 問35 宅地建物取引業者が宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項について説明する場合における次の記述のうち、正しいものはどれ…
- 2007年度(H19) 問40 宅地建物取引業者Aが売主Bと買主Cの間の建物の売買について媒介を行う場合に交付する「35条書面」又は「37条書面」に関す…
- 2006年度(H18) 問33 宅地建物取引業者が建物の貸借の媒介を行う場合、次の記述のうち、宅地建物取引業法第35条の規定により重要事項としての説明が…
- 2006年度(H18) 問35 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、同条の規定に違反しないもの…
- 2005年度(H17) 問37 宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
- 2005年度(H17) 問38 宅地建物取引業者がマンションの一室の貸借の媒介を行う場合、宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記…
- 2005年度(H17) 問39 売主A、買主Bの間の宅地の売買について宅地建物取引業者Cが媒介をした場合の次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問に…
- 2004年度(H16) 問37 宅地建物取引業者が行う重要事項の説明に関する次の記述のうち, 宅地建物取引業法の規定によれば, 正しいものはどれか。…
- 2004年度(H16) 問38 宅地建物取引業者が, 宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項について説明をする場合に関する次の記述のうち, 正しいも…
- 2004年度(H16) 問40 宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)に関する次の規定のうち、宅地建物取引業者Aが自ら完成前の物件の売主と…
- 2003年度(H15) 問36 宅地建物取引業者Aが, 宅地建物取引業法第35条の規定に基づき重要事項の説明を行う場合に関する次の記述のうち, 誤ってい…
- 2003年度(H15) 問37 宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。) 第35条に規定する重要事項の説明又は法第37条に規定する契約が成立…
- 2003年度(H15) 問45 宅地建物取引業者Aの業務に関する次の記述のうち, 宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定に違反しない…
- 2002年度(H14) 問37 宅地建物取引業者Aが行う宅地建物取引業法第35条の重要事項の説明に関する次の記述のうち, 同条の規定に違反しないものはど…
- 2002年度(H14) 問 38 次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはどれか。…
- 2001年度(H13) 問36 宅地建物取引業者が, マンションの1戸の賃貸借の媒介を行うに際し, 宅地建物取引業法第35条の規定による重要事項の説明を…
- 2001年度(H13) 問37 宅地建物取引業者Aは, Bから住宅用地の購入について依頼を受け媒介契約を締結していたところ, 古い空き家が建った土地(甲…
- 2001年度(H13) 問39 宅地建物取引業者が, 宅地又は建物の売買の媒介に際して相手方に交付する必要のある書面に関する次の記述のうち, 宅地建物取…
- 2000年度(H12) 問39 宅地建物取引業者が、宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項について説明をする場合に関する次の記述のうち、正しいものは…
- 1999年度(H11) 問34 宅地建物取引業者Aが, 自ら売主として, 宅地建物取引業者でないBと土地付建物の売買契約を締結しようとする場合に関する次…
- 1999年度(H11) 問41 1棟の建物に属する区分所有建物の貸借の媒介を行う場合の宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記…
- 1998年度(H10) 問39 宅地建物取引業者であるA及びBが、共同で宅地の売買の媒介をするため、協力して一の重要事項説明書(宅地建物取引業法第35条…
- 1998年度(H10) 問41 宅地建物取引業者が建物の貸借の媒介を行う場合の宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち, …
- 1997年度(H9) 問37 宅地建物取引業者が宅地(代金1,000万円)を販売する場合に、宅地建物取引業法第35条の規定に基づく書面に必ず記載しなけ…
- 1997年度(H9) 問38 宅地建物取引業者Aが、貸主Bと借主Cの間の建物貸借契約(以下この問において単に「契約」という。)の締結を媒介し、又はしよ…
- 1997年度(H9) 問40 宅地建物取引業者Aが, 売主B, 買主Cとする建物の売買の媒介をした場合に関する次の記述のうち, 宅地建物取引業法の規定…
- 1996年度(H8) 問35 マンション(区分所有建物) の貸借の媒介をする場合に, 宅地建物取引業法第35条の規定に基づき重要事項として必ず説明しな…
- 1996年度(H8) 問38 売主A, 買主Bの間の宅地の売買について宅地建物取引業者Cが媒介をした場合に関する次の記述のうち, 宅地建物取引業法の規…
- 1994年度(H6) 問41 宅地建物取引業者がマンション(区分所有建物)の一室の賃貸借契約を媒介するに際し, 重要事項の説明を行った。この場合, 次…
- 1994年度(H6) 問44 宅地建物取引業者Aが自ら売主となって造成工事完了前の宅地を買主Bに分譲する契約(価額5,000万円, 手付金1,000万…
- 1993年度(H5) 問44 宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記述のうち, 宅地建物取引業法の規定に違反しないものはど…
- 1992年度(H4) 問40 宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記述のうち, 宅地建物取引業法の規定に違反しないものは,…
- 1992年度(H4) 問42 宅地及び建物の売買の媒介における、宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項を記載した書面(以下この問において「35…
- 1991年度(H3) 問45 次の事項のうち,宅地建物取引業法第35条の規定による重要事項の説明を義務付けられているものは, どれか。…
- 1990年度(H2) 問45 区分所有建物(建物の区分所有等に関する法律第2条第1項に規定する区分所有権の目的である建物をいう。) についての宅地建物…
- 1989年度(H1) 問47 宅地建物取引業者が自ら売主となって工事完了前のマンションの売買契約を締結する場合,宅地建物取引業法第35条の規定に基づく…
- 1988年度(S63) 問 45 宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記述のうち, 正しいものはどれか。…
- 1988年度(S63) 問46 宅地建物取引業者Aは, 自ら所有する宅地を売却する契約を締結した。この場合において, 次の三つの記述のうち, 正しいもの…