管理業務主任者 法定点検・定期報告 — 頻出論点と過去問

頻出論点

1. この分野は何か

竣工後のマンションの安全は、決まった時期に建物や設備を資格者に調べさせ、結果を特定行政庁に届けることで確かめられています。建物の敷地や構造を見るのが定期調査で、昇降機や換気、排煙、防火設備などを見るのが定期検査です。

2. 実際の出題のされ方

特定建築物の状況の調査と報告は、建築基準法第12条第1項に照らして最も不適切な記述を選ぶ形で問われています。同じ条の建築設備等の報告と検査についても、誤っている記述を選ぶ問題があります。

エレベーターや補強コンクリートブロック造の塀を主題にした問題の選択肢に、定期検査や定期調査の記述が入っていた例もあります。

3. 学習のポイント

報告の時期は特定行政庁が定めますが、間隔の幅は省令で決まっています。定期調査はおおむね6か月から3年の幅です。定期検査はおおむね6か月から1年の幅で、大臣が定める項目だけは1年から3年の幅になります。

  • 報告する人: 報告の義務は所有者にありますが、所有者とは別に管理者がいれば、管理者が報告します。定期調査でも定期検査でも同じです。
  • 検査する人: 定期検査を任せられるのは、一級建築士、二級建築士と、建築設備等検査員の資格者証を持つ人です。資格者証は建築設備検査員、防火設備検査員、昇降機等検査員の3種類で、種類ごとに検査できる設備の範囲が決まっています。
  • 塀の調べ方: 定期調査の対象になる組積造や補強コンクリートブロック造の塀は、傾きやひび割れを、目で見たり下げ振りを使ったりして確かめます。

4. 間違えやすいところ

建築設備検査員の資格で昇降機の定期検査ができるとする誤った記述がありました。昇降機は法律の定義では建築設備の1つですが、検査の資格では別に扱われ、昇降機等検査員の資格者証が別にあります。

法定点検・定期報告の理解度チェック

法定点検・定期報告の過去問一覧

  1. 2025年度(R7) 問13 エレベーターに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
  2. 2024年度(R6) 問13 建築基準法第12条第1項に規定される建築物等の状況の調査・報告に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
  3. 2018年度(H30) 問18 補強コンクリートブロック造の塀に関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。ただし、国土交通大臣が…
  4. 2017年度(H29) 問27 建築基準法第12条に規定する建築設備等の報告、検査等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

建物・設備の維持保全のほかの分野

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