管理業務主任者 電気・ガス・給湯設備 — 頻出論点と過去問

頻出論点

1. この分野は何か

マンションの電気は、配線から分電盤を経て各住戸の器具に届き、湯は住戸ごとの給湯機から配管で蛇口へ送られます。どちらも機器の仕組みと安全の基準が一組になっていて、法律の定めのほかに内線規程という民間の規格も実務のよりどころになっています。

2. 実際の出題のされ方

電気設備、ガス設備、給湯設備のどれについても、機器の仕組みや基準の記述の中から最も不適切なものを選ぶ問題です。

電気設備では、住宅用分電盤や照明用LEDランプを主題にした問題と、電気設備全般の記述を並べた問題があります。建築設備全般を扱う問題の中で、内線規程の定めが選択肢の一つになったこともあります。

ガス・給湯設備では、ガス設備と給湯設備を合わせた問題や、住戸セントラル給湯方式の熱源機器と配管を問う問題があります。給排水衛生設備の問題の中で、給湯器の能力表示が選択肢の一つになったこともあります。

3. 学習のポイント

  • 単相3線式の配電: 単相3線式は、電圧線2本と中性線1本の計3本で配電する方式です。電圧線と中性線の組からは100ボルト、電圧線2本の間からは200ボルトを取り出せます。
  • 住宅用分電盤と内線規程: 揺れを感知して電気を止める感震遮断機能付住宅用分電盤について、民間規格の内線規程は、電気火災の発生や延焼の危険をなくす取組が要る地域の住宅などへの設置を勧告的事項にしています。
  • LEDランプと法令の基準: 電気用品安全法は、定格消費電力が1ワット以上で口金が一つのLEDランプを、特定電気用品以外の電気用品に指定しています。建築基準法の非常用の照明装置に使うときの床面の水平面照度は、常温で白熱灯が1ルクス以上、蛍光灯とLEDランプが2ルクス以上です。
  • 給湯機の加熱と貯湯: 給湯機には、湯をためておくものと、使うときに沸かすものがあります。自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、二酸化炭素を冷媒にして沸かした湯をタンクにためてから使う機器です。
  • 給湯機の能力表示: ガス給湯機の号数は、水温を25℃上げた湯を1分間に何リットル出せるかを表す数字です。

4. 間違えやすいところ

密閉燃焼式の強制給排気方式について、ファンを使うのは給気だけで排気は自然の力に任せるとする誤った記述がありました。自然通気力で給気と排気を行うのは、バランス型と呼ばれる別の方式です。

照明用LEDランプに微量の水銀が含まれるとする誤った記述がありました。破損に気をつけて処分するのは、水銀を使う蛍光ランプの話です。

分電盤の中の漏電遮断器と配線用遮断器を電力会社の持ち物とする誤った記述がありました。電力会社の持ち物は契約の電流を超えると切れるアンペアブレーカーで、この二つは建物の所有者の側の設備です。

電気・ガス・給湯設備の理解度チェック

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