令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 データベーススペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 システム監査技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問23

物流業務において,10%の物流コストの削減の目標を立てて,図のような業務プロセスの改善活動を実施している。図中のcに相当する活動はどれか。

図表 bb_13_1
図の説明テキスト

改善活動と目標の設定例に関するフローチャート。
左列に「〔改善活動〕」の四角いノード群が上から下へ矢印で繋がれ、右列に各活動に対応する「〔目標の設定例〕」が箇条書きで示されている。

フローの構成:

  • ノード「物流コストの削減活動の開始」
  • ↓
  • ノード「a」(右列:・10%の物流コストの削減)
  • ↓
  • ノード「b」(右列:・在庫の削減、・誤出荷の削減)
  • ↓
  • ノード「c」(右列:・在庫日数7日以内、・誤出荷率3%以内)
  • ↓
  • ノード「改善活動の実施」
  • ↓
  • ノード「成果の計測と目標値とのギャップ分析」

また、「成果の計測と目標値とのギャップ分析」から左へ折れて上に伸び、ノード「a」の左側面に合流するフィードバックの矢印が存在する。

解答・解説

正解: ウ. KPI(Key Performance Indicator)の設定

業務プロセスの改善活動において、最終的な目標から具体的な行動指標へと落とし込んでいく過程(KGI → CSF → KPI)を問う問題です。
図表に示された「改善活動」のフローと右側の「目標の設定例」を照らし合わせて、それぞれの空欄が何に該当するかを確認します。

  1. 空欄 a
    • 目標の設定例として「10%の物流コストの削減」が挙げられています。
    • これは、ビジネスの最終的な目標を定量的に評価する指標である KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標) に該当します。
  2. 空欄 b
    • 目標の設定例として「在庫の削減」「誤出荷の削減」が挙げられています。
    • これらは、KGI(10%の物流コストの削減)を達成するために最も重要な要因となる CSF(Critical Success Factor:重要成功要因) に該当します。
  3. 空欄 c
    • 目標の設定例として「在庫日数7日以内」「誤出荷率3%以内」が挙げられています。
    • これらは、CSF(在庫の削減、誤出荷の削減)がどの程度達成されているかを定量的に測定・評価するための指標である KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標) に該当します。

したがって、図中のcに相当する活動は「KPI(Key Performance Indicator)の設定」となります。

各選択肢の解説

  • ア: CSF(Critical Success Factor)の抽出は、目標達成に不可欠な要因を洗い出す活動であり、図中の b に該当します。
  • イ: KGI(Key Goal Indicator)の設定は、最終的な目標を定量的な指標で定める活動であり、図中の a に該当します。
  • ウ: 正解です。
  • エ: MBO(Management by Objectives:目標管理制度)は、個人の目標と組織の目標を連動させて管理するマネジメント手法であり、図のような指標設定のプロセス(a, b, c)の空欄に直接該当する用語ではありません。

Spineチーム