令和5年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前II 問題 問6

サービス提供時間帯が毎日6時〜20時のシステムにおいて,ある月の停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間は次のとおりであった。この月のサービス可用性は何%か。ここで,1か月の稼働日数は30日であって,サービス可用性(%)は小数第2位を四捨五入するものとする。

〔停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間〕

  • システム障害によるサービス提供時間内の停止時間:7時間
  • システム障害への対処に要したサービス提供時間外の修復時間:3時間
  • サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間:8時間
解答・解説

正解: ウ. 98.3

サービス可用性とは、システムが本来サービスを提供するべき時間(計画サービス提供時間)のうち、実際にサービスを利用できた時間の割合を示す指標です。

  1. 計画サービス提供時間の算出
    サービス提供時間帯は毎日6時〜20時なので、1日あたりの提供時間は 1414 時間です。
    1か月の稼働日数は 3030 日であるため、1か月の計画サービス提供時間は以下の通りとなります。
    14時間×30日=420時間14 \text{時間} \times 30 \text{日} = 420 \text{時間}

  2. サービス停止時間の算出
    サービス可用性の計算において差し引くべき停止時間は、「本来サービスを提供すべき時間内に発生した停止時間」のみです。

    • システム障害によるサービス提供時間内の停止時間: 77 時間(対象)
    • システム障害への対処に要したサービス提供時間外の修復時間: 33 時間(対象外)
    • サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間: 88 時間(対象外)
      したがって、サービス停止時間は 77 時間となります。
  3. サービス可用性の計算
    実際のサービス提供時間は、計画サービス提供時間からサービス停止時間を引いた時間です。
    420時間−7時間=413時間420 \text{時間} - 7 \text{時間} = 413 \text{時間}
    サービス可用性(%)は以下のように計算します。
    (413÷420)×100≈98.333...(413 \div 420) \times 100 \approx 98.333...
    小数第2位を四捨五入するため、98.3% となります。よって、正解は「ウ」です。

各選択肢の解説

  • ア(95.7): サービス提供時間外の修復時間とメンテナンス時間も差し引いて計算した誤りです((420−18)÷420×100≈95.71...(420 - 18) \div 420 \times 100 \approx 95.71...)。
  • イ(97.6): サービス提供時間外の修復時間も差し引いて計算した誤りです((420−10)÷420×100≈97.61...(420 - 10) \div 420 \times 100 \approx 97.61...)。
  • ウ(98.3): 正解です。
  • エ(99.0): 1日のサービス提供時間を24時間(月間720時間)として計算した誤りです((720−7)÷720×100≈99.02...(720 - 7) \div 720 \times 100 \approx 99.02...)。

Spineチーム