令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6

図は,実施する三つのアクティビティについて,プレシデンスダイアグラム法を用いて,依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数は最少で何日か。

プレシデンスダイアグラム法を用いた3つのアクティビティの依存関係と作業日数を示す図
図の説明テキスト

プレシデンスダイアグラム法によるアクティビティの依存関係と作業日数を示す図。
三つのアクティビティが四角い枠で示されている。

  • 「アクティビティA 6日」
  • 「アクティビティB 7日」
  • 「アクティビティC 5日」
    アクティビティAの枠の右辺からアクティビティBの左辺へ向かって矢印が接続されており、その矢印には「終了-開始関係(リード2日)」と注記されている。
    アクティビティBの枠の左辺からアクティビティCの左辺へ向かって矢印が接続されており、その矢印には「開始-開始関係(ラグ3日)」と注記されている。
    AとCの間に直接の関係はない。
解答・解説

正解: イ. 12

プレシデンスダイアグラム法(PDM:Precedence Diagramming Method) における依存関係と所要日数の計算問題です。
図の依存関係は以下のとおりです。

  • アクティビティA:所要日数 66 日
  • アクティビティB:所要日数 77 日。依存関係:Aとの終了-開始関係で、リード 22 日(Aの終了の 22 日前に開始できる)
  • アクティビティC:所要日数 55 日。依存関係:Bとの開始-開始関係で、ラグ 33 日(Bの開始から 33 日後に開始)

プロジェクトの開始日を「 00 日目」として、各アクティビティの開始日と終了日を計算します。

  1. アクティビティA
    • 開始日:00 日目
    • 終了日:0+6=60 + 6 = 6 日目
  2. アクティビティB
    • 開始日:Aの終了(66 日目)の 22 日前 = 44 日目
    • 終了日:4+7=114 + 7 = 11 日目
  3. アクティビティC
    • 開始日:Bの開始(44 日目)から 33 日後 = 77 日目
    • 終了日:7+5=127 + 5 = 12 日目
    • Bの終了(1111 日目)より遅いため、全ての作業の完了は 1212 日目 となります。

よって、全ての作業を完了するための最少所要日数は 1212 日となります。

各選択肢の解説

  • ア(11): 誤り。ラグを無視してCをBと同時(44 日目)に開始した場合の値です。Cは 99 日目に終わり、Bの終了の 1111 日目が全体の終了になります。
  • イ(12): 正解。上記の計算の通り、全アクティビティの制約を満たす最少所要日数は 1212 日です。
  • ウ(13): 誤り。リードやラグの扱いを誤った場合の値です。例えばリードとラグをどちらも無視すると、BとCがAの終了(66 日目)から始まり、Bの終了の 6+7=136 + 7 = 13 日目が全体の終了になります。
  • エ(14): 誤り。リードを無視してAの終了(66 日目)からBを開始した場合の値です。Bは 1313 日目、Cは 6+3+5=146 + 3 + 5 = 14 日目に終わります。

Spineチーム