令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問25

公開された実証コード(PoC : Proof of Concept)を使って,インターネットからWebサーバを狙う攻撃がある。こういった攻撃に自社のWebサーバが侵害される被害を未然に防ぐ対策として,最も効果があるものはどれか。

解答・解説

正解: ウ. 自社のWebサーバで使用しているソフトウェアの脆弱性情報を確認し,ワークアラウンドの実施又は脆弱性修正プログラムの適用を行う。

公開された PoC(Proof of Concept : 概念実証) コードを用いた攻撃からWebサーバを守るための最も効果的な未然防止策を問う問題です。

PoCコードが公開されているということは、攻撃者が特定のソフトウェアの脆弱性を悪用する具体的な手順やコードが広く知れ渡っている状態を意味します。このような攻撃を未然に防ぐためには、攻撃の標的となる ソフトウェアの脆弱性 を解消する、または攻撃を無効化する対応が不可欠です。
したがって、脆弱性修正プログラム(パッチ)の適用や、パッチが適用できるまでの間の ワークアラウンド(回避策) の実施が最も直接的かつ効果的な対策となります。

各選択肢の解説

  • ア: 人的管理策や採用時の適格性検査は、内部不正による情報漏えい等を防ぐための対策であり、インターネット経由で行われるPoCを用いた外部攻撃の未然防止には直接的な効果がありません。
  • イ: SNSやダークウェブの巡回による情報漏えいの確認は、事後的な被害状況の把握や脅威情報の収集には役立ちますが、サーバへの攻撃自体を未然に防ぐ対策ではありません。
  • ウ: 正解です。 ソフトウェアの脆弱性情報を確認し、修正プログラムを適用するか、適用までの間のワークアラウンドを実施することは、脆弱性を狙うPoC攻撃の根本的な未然防止策です。
  • エ: 通信記録の調査は、すでにWebサーバが侵害された後の不審な通信(マルウェアのC&Cサーバへの通信など)を検知するための 事後対策(検知) であり、未然防止策ではありません。

Spineチーム