令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前II 問19

認証にクライアント証明書を必要とするプロトコルはどれか。

解答・解説

正解: ウ. EAP-TLS

EAP-TLSは、IEEE 802.1X認証などで用いられるEAP(Extensible Authentication Protocol)の認証方式の一つです。サーバーとクライアントの双方にデジタル証明書をインストールし、TLS(Transport Layer Security)を用いて相互認証を行うため、非常にセキュリティ強度が高い特徴があります。反面、クライアント証明書の配布や管理の手間がかかります。したがって、認証にクライアント証明書を必要とするプロトコルは「EAP-TLS」となります。

各選択肢の解説

  • ア. EAP-FASTCisco社が開発した認証方式で、PAC(Protected Access Credential)と呼ばれるクレデンシャル情報を用いてセキュアなトンネルを確立し、認証を行います。クライアント側のデジタル証明書は不要です。
  • イ. EAP-MD5IDとパスワードによる認証方式で、パスワードをMD5でハッシュ化して送信します。サーバー側の認証も行われないためセキュリティレベルが低く、クライアント証明書も不要です。
  • ウ. EAP-TLS正解です。 サーバーとクライアントの両方でデジタル証明書を用いた相互認証を行います。
  • エ. EAP-TTLSサーバー側のみがデジタル証明書を用いて認証を行って暗号化トンネルを確立し、そのトンネル内でクライアントのパスワード認証などを行う方式です。クライアント証明書は不要(オプションで利用可能ですが必須ではありません)です。

Spineチーム