令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前II 問15
IP電話の音声品質を表す指標のうち,ノイズ,エコー,遅延などから算出されるものはどれか。
解答・解説
正解: イ. R値
正解は イ です。
IP電話の音声品質を評価する指標には、客観的な評価と主観的な評価があります。
R値(Rating Factor)は、ノイズ、エコー、遅延、パケット損失などの伝送品質を劣化させるさまざまな要因を減点方式で総合的に評価し、数値化した客観的な指標です。ITU-TのG.107で標準化されており、通常0〜100の範囲で表されます。
各選択肢の解説
- ア MOS値:人が実際に音声を聞き、「非常に良い(5)」から「非常に悪い(1)」までの5段階で主観的に評価した平均値(Mean Opinion Score)です。客観的なパラメーターから算出するものではありません。
- イ R値:正解です。ノイズ、エコー、遅延などの要因から算出される客観的な音声品質指標です。
- ウ ジッタ:パケットの到着間隔の揺らぎ(ばらつき)のことです。音声の途切れなどを引き起こす品質劣化の要因の一つですが、総合的な音声品質を表す指標ではありません。
- エ パケット損失率:送信されたパケットのうち、宛先に届かずに失われたパケットの割合です。これも品質劣化の要因の一つであり、R値を算出する際のパラメーターとして使われますが、指標そのものではありません。