令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 ネットワークスペシャリスト試験 ITサービスマネージャ試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問10

1個のTCPパケットをイーサネットに送出したとき,イーサネットフレームに含まれる宛先情報の,送出順序はどれか。

解答・解説

正解: ウ. 宛先MACアドレス,宛先IPアドレス,宛先ポート番号

通信データが送信される際、上位の階層から下位の階層へデータが渡され、各階層で制御情報(ヘッダ)が付加されます。これをカプセル化と呼びます。

TCP/IPモデルにおいて、データをイーサネットへ送出する場合、以下の順にカプセル化が行われます。

  1. トランスポート層: データに、宛先ポート番号などを含むTCPヘッダを付加し、TCPセグメントを作成します。
  2. インターネット層: TCPセグメントに、宛先IPアドレスなどを含むIPヘッダを付加し、IPパケットを作成します。
  3. ネットワークインターフェース層: IPパケットに、宛先MACアドレスなどを含むイーサネットヘッダ(MACヘッダ)を付加し、イーサネットフレームを作成します。

完成したイーサネットフレームは、最も外側に付加されたヘッダ(先頭)から順にネットワーク媒体へ送出されます。したがって、送出される宛先情報の順序は、先頭から順に以下のようになります。

宛先MACアドレス(イーサネットヘッダ) → 宛先IPアドレス(IPヘッダ) → 宛先ポート番号(TCPヘッダ)

各選択肢の解説

  • ア: 宛先IPアドレスが先頭になっているため誤りです。イーサネットフレームではMACアドレスが先に送出されます。
  • イ: IPヘッダ、TCPヘッダ、イーサネットヘッダの順になっており誤りです。
  • ウ: 正解です。イーサネットヘッダ、IPヘッダ、TCPヘッダの順に送出されます。
  • エ: IPヘッダとTCPヘッダの送出順序が逆になっているため誤りです。

Spineチーム