令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前II 問5

テクノロジネットワーク

この問題は2023(R5)春 ネットワークスペシャリスト 午前IIに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

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IPv4ネットワークでTCPを使用するとき,フラグメント化されることなく送信できるデータの最大長は何オクテットか。ここでTCPパケットのフレーム構成は図のとおりであり,ネットワークのMTUは1,500 オクテットとする。また,( ) 内はフィールド長をオクテットで表したものである。

TCPパケットのフレーム構成
図の説明テキスト

TCPパケットのフレーム構成を示す図。左から右へ以下の順序でフィールドが並んでいる。

  • MACヘッダー(14)
  • IPヘッダー(20)
  • TCPヘッダー(20)
  • データ
  • FCS(4)

解答・解説を読む

正解: 選択肢

正解の根拠

MTU (Maximum Transmission Unit) は、ネットワークにおいて1回の転送で送信できる最大のデータサイズを表します。問題の条件よりネットワークのMTUは 1,500オクテット です。

TCP/IPでデータを送信する場合、送信データに対してヘッダが付与されます。

  • IPv4ヘッダ: 通常 20オクテット

  • TCPヘッダ: 通常 20オクテット

MTUからIPヘッダとTCPヘッダのサイズを差し引いたものが、フラグメント化せずに一度に送信できるデータの最大長(MSS: Maximum Segment Size)となります。

計算式: 1,500(20+20)=1,4601,500 - (20 + 20) = 1,460

よって、データの最大長は 1,460オクテット となります。

各選択肢の解説

  • ア (1,446): 誤り。PPPoE環境などでさらに別のヘッダサイズを差し引いた値ですが、標準的なIPv4/TCP環境における計算結果ではありません。

  • イ (1,456): 誤り。IPv4やTCPとは異なるヘッダサイズを想定した場合などの誤った計算値です。

  • ウ (1,460): 正解。MTUからIPv4ヘッダとTCPヘッダを差し引いた正しい値です。

  • エ (1,480): 誤り。MTUからIPv4ヘッダのみを引き、TCPヘッダを考慮しなかった場合の誤った計算値です。