令和元年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問9
組込みシステムのソフトウェア開発におけるリグレッションテストの役割として,適切なものはどれか。
解答・解説
正解: エ. プログラムの変更によって,想定外の影響が出ていないかどうかを確認する。
リグレッションテスト(退行テスト、回帰テスト)とは、プログラムの修正や機能追加などの変更を行った際に、その変更によって既存の機能や変更していない他の部分に想定外の影響(デグレードや新たな不具合)が出ていないかどうかを確認するテストです。組込みシステムにおいても、ソフトウェアの改修時にシステム全体の品質を維持するために重要な役割を果たします。
したがって、適切な記述はエです。
各選択肢の解説
- ア:実行タイミングや処理性能に対する要件が満たされているかを検証するのは、性能テスト(パフォーマンステスト)などの役割です。
- イ:ソフトウェアのユニット(モジュールや関数などの最小単位)に不具合がないことを確認するのは、単体テスト(ユニットテスト)の役割です。
- ウ:実機ハードウェアの代わりにシミュレータを用いて検証するのは、シミュレーションテストなどの手法に関する記述であり、リグレッションテスト本来の目的・役割ではありません。
- エ:正解です。プログラムの変更によって、変更箇所以外の正常に動作していた部分に想定外の影響が出ていないかを確認するリグレッションテストの役割として適切です。