平成 30 年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問題 問5

ソフトウェア要件定義プロセスで定義する内容の具体例として,適切なものはどれか。

解答・解説

正解: ア. 基幹システムから利用者の所属情報を取得するために,全てのサブシステムで共通の通信プロトコルを使用する。

正解は ア です。

ソフトウェア要件定義プロセスでは、システム要件定義やシステム方式設計の結果を受けて、開発対象となるソフトウェアが備えるべき機能、性能、外部インタフェース(他のシステムやサブシステムとの通信方式など)、セキュリティ要件、データ定義などを具体的に定義します。

選択肢アの「基幹システムから利用者の所属情報を取得するために,全てのサブシステムで共通の通信プロトコルを使用する」という内容は、ソフトウェア間の外部インタフェースおよび設計上の制約事項(技術的要件)に関する定義であり、ソフトウェア要件定義プロセスで定義する内容として適切です。

各選択肢の解説

  • ア:正解です。ソフトウェアが外部システムや他のサブシステムと連携するためのインタフェース要件(通信プロトコルなど)や設計上の制約を定めており、ソフトウェア要件定義プロセスで定義する内容に該当します。
  • イ:誤りです。画面の応答時間などのシステム全体の性能目標やサービスレベルは、より上位のシステム要件定義プロセス(または業務要件定義)において、利用者側の視点からシステム全体の非機能要件として定義されます。
  • ウ:誤りです。業務をソフトウェアによる自動処理と人手による作業(運用)にどのように割り振るかという決定は、システム要件定義プロセスやシステム方式設計プロセスで行われます。
  • エ:誤りです。受付端末の物理的な設置場所に関する取り決めは、ハードウェアの配置や施設・設備に関する要件であり、システム要件定義プロセスや業務運用の設計で定義される内容です。ソフトウェア要件ではありません。

Spineチーム