平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問17
エンタープライズアーキテクチャ(EA)における,ビジネスアーキテクチャの成果物である機能情報関連図(DFD)を説明したものはどれか。
解答・解説
正解: エ. 対象の業務機能に対して,情報の発生源と到達点,処理,保管,それらの間を流れる情報を,統一記述規則に基づいて表現したものである。
エンタープライズアーキテクチャ(EA) とは、社会環境や情報技術の変化に素早く対応できるよう、全体最適の観点から業務や情報システムを整理・改善するための設計手法です。EAは主に以下の4つの体系(アーキテクチャ)で構成されます。
- ビジネスアーキテクチャ(BA:政策・業務体系)
- データアーキテクチャ(DA:データ体系)
- アプリケーションアーキテクチャ(AA:適用処理体系)
- テクノロジアーキテクチャ(TA:技術体系)
このうち、ビジネスアーキテクチャ(BA)の成果物の一つである 機能情報関連図(DFD:Data Flow Diagram) は、業務機能と情報の流れ(データの入出力や保管など)の関係を視覚的にわかりやすく表現した図です。
DFDでは、以下の4つの基本要素を用いて業務プロセスにおけるデータの流れを記述します。
- 外部実体(源泉/吸収):情報の発生源と到達点
- プロセス(処理):データの加工や変換を行う業務機能
- データストア(保管):ファイルやデータベースなどのデータの保管場所
- データフロー(矢印):要素間を流れる情報
したがって、機能情報関連図(DFD)の説明として適切なものは エ です。
各選択肢の解説
- ア:アプリケーションアーキテクチャ(AA)の成果物である 情報システム関連図 の説明です。
- イ:ビジネスアーキテクチャ(BA)の成果物である 業務機能構成図(DMM:Diamond Mandara Matrix) の説明です。
- ウ:データアーキテクチャ(DA)の成果物である 情報体系整理図(実体関連図:ERD) の説明です。
- エ:正しい。ビジネスアーキテクチャ(BA)の成果物である 機能情報関連図(DFD) の説明です。