令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問6
マネジメント進捗管理スケジュールネットワーク・短縮技法
四つのアクティビティ A〜D によって実行する開発プロジェクトがある。図は, 各アクティビティの PDM(プレシデンスダイアグラム法)における依存関係を表す。条件に従ってアクティビティを実行するとき, この開発プロジェクトの最少所要日数は何日か。
〔条件〕
- 各アクティビティは, 最終3日間に, 連続して試験設備を使用する。
- 試験設備は1台であって, 同時に複数のアクティビティが使用することはできない。
- 試験設備以外の資源にアクティビティ間の競合はない。

図の説明テキスト
タイトル: 〔アクティビティの依存関係〕
ノードと遷移(矢印)の関係:
- 「開始」から「A (8日間)」および「B (12日間)」へ矢印が伸びている。
- 「A (8日間)」から「C (5日間)」へ矢印が伸びており、矢印の上に「FS」と記載されている。
- 「C (5日間)」から「D (5日間)」へ矢印が伸びており、矢印の上に「FS」と記載されている。
- 「D (5日間)」から「終了」へ矢印が伸びている。
- 「B (12日間)」から「終了」へ矢印が伸びている。
凡例: 四角い枠の上段が「アクティビティ名」、下段が「(所要日数)」であることを示している。
解答・解説
正解: イ. 19
本問は、PDM(プレシデンスダイアグラム法)における依存関係と、リソース(試験設備)の制約を考慮し、プロジェクトの最短所要日数を求める問題です。
設備のスケジューリングと競合回避
各アクティビティは最終3日間に連続して試験設備(1台のみ)を使用します。複数のアクティビティが同時に試験設備を使用できないため、期間が重複する場合はどちらかのアクティビティの開始(または試験期間)を遅らせて競合を回避する必要があります。
試験設備の制約を考えない場合、A は 1〜8 日目(試験設備は 6〜8 日目)、C は 9〜13 日目(11〜13 日目)、D は 14〜18 日目(16〜18 日目)、B は 1〜12 日目(10〜12 日目)に実行され、B と C の試験設備の使用が 11〜12 日目に重なります。
クリティカルパス(A→C→D、18 日)側を遅らせずに B だけを遅らせると、B が連続 3 日間使える空きは D の後の 19〜21 日目しかなく、21 日になります。B の試験設備の使用は早くても 10〜12 日目で、18 日以内には 11〜13 日目と 16〜18 日目を避けた連続 3 日間の空きが無いため、18 日では完了できません。
そこで、B の試験設備の使用を C と D の間の 14〜16 日目に置き(B は 5〜16 日目に実行)、D を 1 日遅らせて 15〜19 日目(試験設備は 17〜19 日目)に実行すると、全ての競合を避けられ、最終工程が完了するのは 19日目 となります。