令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8
テクノロジネットワークIPアドレス・サブネット設計
可変長サブネットマスクを利用できるルータを用いた図のネットワークにおいて,全てのセグメント間で通信可能としたい。セグメントAに割り当てるサブネットネットワークアドレスとして,適切なものはどれか。ここで,図中の各セグメントの数値は,上段がネットワークアドレス,下段がサブネットマスクを表す。

図の説明テキスト
セグメントA〜Dと2つのルータから構成されるネットワーク構成図。各セグメントには上段にネットワークアドレス、下段にサブネットマスクが記載されている。
- 左側に「ルータ」があり、それに「セグメントA」と「セグメントB」が接続されている。
- 「セグメントA」にはアドレス情報の記載はない。
- 「セグメントB」には「172.16.1.32」「255.255.255.224」と記載されている。
- 左側の「ルータ」から「セグメントC」が右側の「ルータ」へ接続している。「セグメントC」には「172.16.1.224」「255.255.255.252」と記載されている。
- 右側の「ルータ」には「セグメントD」が接続されている。「セグメントD」には「172.16.1.64」「255.255.255.192」と記載されている。
解答・解説
正解: ウ. ネットワークアドレス: 172.16.1.128, サブネットマスク: 255.255.255.192
可変長サブネットマスク(VLSM: Variable Length Subnet Mask)を利用したネットワーク設計では、すべてのセグメント間でルーティングを行うために、各セグメントのIPアドレス範囲が互いに重複しないように割り当てる必要があります。問題の図において他のセグメントに割り当てられているアドレス範囲と重複しないものを選択します。各選択肢のIPアドレス範囲は、ネットワークアドレスとサブネットマスクの組み合わせから以下のように計算できます。
各選択肢の解説
- ア:ネットワークアドレス: 172.16.1.0, サブネットマスク: 255.255.255.128(/25)
IPアドレスの範囲は172.16.1.0〜172.16.1.127となります。図中の他のセグメントでこの範囲が既に使用されている場合、重複してしまうため不適切です。 - イ:ネットワークアドレス: 172.16.1.128, サブネットマスク: 255.255.255.128(/25)
IPアドレスの範囲は172.16.1.128〜172.16.1.255となります。図中の他のセグメント(例えば172.16.1.192/26など)が存在する場合、範囲が包含・重複してしまうため不適切です。 - ウ:ネットワークアドレス: 172.16.1.128, サブネットマスク: 255.255.255.192(/26)
IPアドレスの範囲は172.16.1.128〜172.16.1.191となります。他のセグメント(前半の/25や後半の/26)の範囲と重複せず、空き領域を正しく利用できるため、これが正解となります。 - エ:ネットワークアドレス: 172.16.1.192, サブネットマスク: 255.255.255.192(/26)
IPアドレスの範囲は172.16.1.192〜172.16.1.255となります。図中の他のセグメントでこの範囲が既に使用されている場合、重複してしまうため不適切です。