令和4年度 ITパスポート試験 公開問題 問32
ストラテジ開発プロセス
コンカレントエンジニアリングを適用した後の業務の流れを表した図として,最も適したものはどれか。ここで,図の中の矢印は業務の流れを示し,その上に各作業名を記述する。
解答・解説
正解: エ.
コンカレントエンジニアリングは、製品開発の各工程(仕様の決定、設計、生産準備、製造など)をできるだけ同時並行で進めることで、全体の開発期間(リードタイム)を短縮する手法です。
問題の各図表は業務の流れを示しています。エ(図表: bb_15_4)では、「仕様」「製作図」「工程図」「製作」の各作業が時間的に重なり合い、前工程が完全に終わる前に次工程が開始される並行作業になっていることがわかります。したがって、最も適した図はエです。
各選択肢の解説
- ア(図表: bb_15_1): 各作業が「仕様 製作図 工程図 製作」の順に直列に並んでおり、一つ前の工程が終わってから次の工程を開始する逐次的な流れ(ウォーターフォール型)を表しています。同時並行のコンカレントエンジニアリングではありません。
- イ(図表: bb_15_2): 作業の流れ自体は直列ですが、「製作」から「工程図」へ戻る矢印が描かれており、手戻りや特定の工程の繰り返し(反復)を示しています。同時並行ではありません。
- ウ(図表: bb_15_3): 同様に作業の流れは直列で、「製作」から最初の「仕様」へ戻る大きな矢印が描かれています。全体のプロセスを繰り返すサイクルを示しており、同時並行ではありません。
- エ(図表: bb_15_4): 各作業の矢印が階段状に重なって配置されており、前の工程が完了する前に次の工程が始まっていること(同時並行)を示しています。これがコンカレントエンジニアリングを適切に表しています。
よって、正解は「エ」となります。



