ターンアラウンドタイム(たーんあらうんどたいむ)
システムにジョブや処理要求を投入してから、その実行が完了して結果がすべて得られるまでに要する経過時間。実際の処理時間だけでなく、実行順番が回ってくるまでの待ち時間や入出力の待ち時間も含めた評価指標。
詳細解説
スケジューリングの評価や時系列の計算において、個々のジョブに対する値は「ターンアラウンドタイム = 実行終了時刻 - 到着時刻」の式で算出します。CPUで実際に命令を実行している時間に加えて、先行する処理が終わるのを待っている待機時間もすべて加算される点が特徴です。
到着順方式や処理時間順方式など、どのスケジューリング方式を採用するかによって各ジョブの待ち時間が変わるため、この指標の値も変化します。処理時間順方式では、CPUが空いた時点で到着済みのジョブだけを比べて短いものから実行するため、まだ到着していないジョブを先に並べてしまわないよう注意します。また、算出の過程で求めた「実行終了時刻」そのものと混同して到着時刻を引き忘れたり、要求の投入から最初の応答が返り始めるまでの時間であるレスポンスタイム(応答時間)と取り違えたりしないよう区別します。
ターンアラウンドタイムが問われた過去問
- 2021(R3)春 午前 問16ジョブの多重度が1で,到着順にジョブが実行されるシステムにおいて,表に示す状態のジョブA~Cを処理するとき,ジョブCが到着してから実行が終了
- 2024(R6)春 午前II 問23ジョブの多重度が1で, 到着順にジョブが実行されるシステムにおいて, 表に示すジョブ A~C を処理するとき, ジョブ C が到着してから実
- 2025(R7)秋 午前 問15五つのジョブA〜Eに対して,ジョブの多重度が1で,処理時間順方式のスケジューリングを適用した場合,ジョブBのターンアラウンドタイムは何秒か。
ターンアラウンドタイムが登場する過去問
- 2023(R5)春 午前II 問24図のネットワーク構成のシステムにおいて,同じメッセージ長のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは,端末A