令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問16

ジョブの多重度が1で,到着順にジョブが実行されるシステムにおいて,表に示す状態のジョブA~Cを処理するとき,ジョブCが到着してから実行が終了するまでのターンアラウンドタイムは何秒か。ここで,OSのオーバヘッドは考慮しない。

図表 bb_10_1
図の説明テキスト

右上に「単位 秒」と付記された表。

ジョブ 到着時刻 処理時間 (単独実行時)
A 0 5
B 2 6
C 3 3
解答・解説

正解: ア. 11

ジョブの到着順に処理が行われるシステムにおいて、各ジョブがいつ実行開始し、いつ終了するかを時系列に沿って確認します。ターンアラウンドタイムとは、ジョブがシステムに到着してから、その実行が完了するまでの時間(終了時刻 −- 到着時刻)を指します。

ジョブの処理手順と終了時刻

  1. ジョブA:
    到着時刻 00、処理時間 55 秒。
    時刻 00 に到着し、すぐに実行が開始されます。終了時刻は 0+5=50 + 5 = 5 になります。

  2. ジョブB:
    到着時刻 22、処理時間 66 秒。
    時刻 22 に到着しますが、時刻 55 まではジョブAが実行されているため待機します。
    時刻 55 にジョブAが終了すると、続いてジョブBの実行が開始されます。終了時刻は 5+6=115 + 6 = 11 になります。

  3. ジョブC:
    到着時刻 33、処理時間 33 秒。
    時刻 33 に到着しますが、先行するジョブAおよびジョブBが終わるまで待機します。
    時刻 1111 にジョブBが終了すると、ジョブCの実行が開始されます。終了時刻は 11+3=1411 + 3 = 14 になります。

ターンアラウンドタイムの計算

ジョブCの到着時刻は 33、終了時刻は 1414 です。
したがって、ジョブCのターンアラウンドタイムは 14−3=1114 - 3 = 11 秒となります。

各選択肢の解説

  • ア: 正解です。ジョブCのターンアラウンドタイムは計算通り 1111 秒です。
  • イ: 誤りです。計算の結果、1212 秒にはなりません。
  • ウ: 誤りです。計算の結果、1313 秒にはなりません。
  • エ: 誤りです。これはジョブCが終了した時刻 (1414) をそのまま答えてしまった場合の数値です。ターンアラウンドタイムは到着時刻を引く必要があります。

Spineチーム