RISC(りすく)
プロセッサが備える命令の種類を基本的で使用頻度の高いものに絞り込み、回路の簡素化と実行の高速化を図る設計方式。Reduced Instruction Set Computer(縮小命令セットコンピュータ)の略で、命令長を固定し、主記憶へのアクセスをロード命令とストア命令に限定してパイプライン処理の効率を高める特徴をもつ。
詳細解説
対になる設計思想のCISC(Complex Instruction Set Computer、複合命令セットコンピュータ)が、可変長の多様な高機能命令を用意して1命令で複雑な処理を行うのに対し、RISCは単純な命令を組み合わせて処理を実現します。命令の形式が統一されているため、マイクロプログラム制御ではなく配線論理(ワイヤードロジック)による高速なハードウェア制御が可能になります。また、演算はすべてレジスタ間で行い、メモリアクセスを専用の命令だけに分離するロード・ストアアーキテクチャを採用することで、各命令の実行ステージを揃えやすくしています。
関連する用語として、コンパイル時に同時実行可能な複数の動作を1つの長い命令にまとめる方式はVLIW(Very Long Instruction Word)であり、命令自体を単純化するRISCとは異なる技法です。なお、RISCの設計思想に基づく命令セットアーキテクチャの1つであるRISC-V(リスクファイブ)は、特定の企業が独占せずオープン標準として無償で仕様が公開されており、学術用途だけでなく商用目的でもロイヤリティフリーで利用できます。
RISCが問われた過去問
- 2024(R6)秋 午前 問8RISCプロセッサの5段パイプラインの命令実行制御の順序はどれか。ここで,このパイプラインのステージは次の五つとする。 ① 書込み ② 実行
RISCが登場する過去問
- 2023(R5)秋 午前II 問21RISC-Vの説明として,適切なものはどれか。
- 2025(R7)秋 午前I 問4プロセッサの高速化技法の一つとして,同時に実行可能な複数の動作を,コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし,高速化を図る方式はどれか。
- 2025(R7)秋 午前 問8プロセッサの高速化技法の一つとして,同時に実行可能な複数の動作を,コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし,高速化を図る方式はどれか。
- 2022(R4)春 午前 問8プロセッサの高速化技法の一つとして,同時に実行可能な複数の動作を,コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし,高速化を図る方式はどれか。