LiDAR(らいだー)
パルス状のレーザー光を照射し、対象物で反射して戻ってくるまでの時間や位相差から、物体までの距離・方向・立体形状を高精度に計測するリモートセンシング技術、またはそのセンサー。Light Detection and Rangingの略で、自動車の自動運転や先進運転支援システム、地形測量などに用いられる。
詳細解説
レーザー光を走査しながら周囲に放ち、光速と往復時間から算出した多数の測距点を3次元の点群データとして集めることで、周囲の空間構造や障害物の輪郭を立体的に把握します。電波を用いるミリ波レーダーや音波を用いる超音波センサーと比べ、波長が短い光を利用するため角度分解能が高く、歩行者や構造物などの細かな形状まで識別できるのが強みです。
一方で、光を媒体とする性質上、濃い霧や豪雨、降雪などの悪天候下では光が散乱・減衰して検知性能が低下しやすいほか、遮蔽物の陰に隠れた物体は捉えられません。また、可視光カメラのように対象物の色や文字を読み取ることはできないため、車載システムなどではカメラやミリ波レーダーと組み合わせて互いの弱点を補完する構成が採られます。
LiDARが問われた過去問
- 2023(R5)春 午前 問23車の自動運転に使われるセンサーの一つである LiDAR の説明として,適切なものはどれか。