IT投資ポートフォリオ(あいてぃーとうしぽーとふぉりお)

企業が実施する情報システムへの投資案件を、目的や性質、リスクとリターンの特性などに応じて複数のカテゴリに分類し、経営戦略に沿って投資配分のバランスを最適化する管理手法。個別の案件を単独で評価するのではなく、全社的な視点から投資全体の組み合わせを可視化して優先順位付けや資源配分の意思決定に用いる。

詳細解説

金融資産のポートフォリオ管理の考え方を情報化投資に応用した枠組みであり、限られた予算や人材をどの領域にどれだけ振り向けるかを判断するために使われます。代表的な分類法では、投資対象をその直接の目的によって、インフラ、トランザクション、情報、戦略の4つのカテゴリに分けます。

このうちインフラは複数の業務システムが共有する全社的なIT基盤を整備する投資、トランザクションは定型業務の省力化や処理効率の改善を図る投資、情報は経営管理や意思決定のための分析・報告を支援する投資、戦略は市場での競争優位や新規事業の創出を狙う投資です。各カテゴリでは期待される効果の現れ方やリスクの大きさが異なるため、自社の経営方針に照らして特定の領域に偏りすぎていないかを点検し、既存業務の維持・効率化と将来の成長に向けた投資の比率を調整します。

IT投資ポートフォリオが問われた過去問

  • 2021(R3)春 午前II 問3IT投資ポートフォリオにおいて,情報化投資の対象を,戦略,情報,トランザクション,インフラの四つのカテゴリに分類した場合,トランザクションカ

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