令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 ネットワークスペシャリスト試験 ITサービスマネージャ試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問25

ベンダーX社に対して,表に示すように要件定義フェーズから運用テストフェーズまでを委託したい。X社との契約に当たって,“情報システム・モデル取引・契約書<第二版>”に照らし,各フェーズの契約形態を整理した。a~dの契約形態のうち,準委任型が適切であるとされるものはどれか。

各フェーズの契約形態
図の説明テキスト
要件定義 システム外部設計 システム内部設計 ソフトウェア設計, プログラミング, ソフトウェアテスト システム結合 システムテスト 運用テスト
a 準委任型又は請負型 b 請負型 c 準委任型又は請負型 d
解答・解説

正解: イ. a, d

経済産業省の「情報システム・モデル取引・契約書<第二版>」では、システム開発の各フェーズにおける適切な契約形態が示されています。

  • 要件定義フェーズ(a):ユーザーの要件を明確にする段階であり、仕様が確定していないため、完成責任を伴う請負契約は適しません。そのため、準委任契約が適切とされています。

  • 設計・開発・システムテストフェーズ(b, c):仕様が確定した後にシステムを完成させる段階であるため、成果物の完成を目的とする請負契約が適切とされています。

  • 運用テストフェーズ(d):ユーザー主体で実施される受入テスト等への支援を行うフェーズであり、成果物の完成責任を負わないため、準委任契約が適切とされています。

以上から、準委任型が適切であるのは要件定義フェーズ(a)と運用テストフェーズ(d)となります。

各選択肢の解説

  • ア (a, b):b は成果物の完成責任がある開発フェーズなどに該当し請負契約が適切です。したがって誤りです。

  • イ (a, d):正解です。要件定義フェーズ(a)と運用テストフェーズ(d)はともに準委任契約が適切です。

  • ウ (b, c):b、cともに請負契約が適切である開発関連フェーズに該当するため誤りです。

  • エ (b, d):bが請負契約となるべきであるため誤りです。

Spineチーム