令和4年度 春期 午前Ⅰ 問題【共通】 問27

半導体産業において,ファブレス企業と比較したファウンドリ企業のビジネスモデルの特徴として,適切なものはどれか。

解答・解説

正解: エ. 複数の企業から生産だけを専門に請け負い,多くの製品を低コストで生産する。

半導体産業におけるファウンドリ企業とファブレス企業のビジネスモデルの違いに関する問題です。

  • ファウンドリ(Foundry)企業:自社で半導体の企画・設計を行わず、他社(ファブレス企業など)から委託を受けて半導体の製造(生産)のみを専門に行う企業のことです。生産に特化することで、複数の企業から受注を集め、高額な製造装置の稼働率を高めて低コストで大量生産を行うことを強みとしています。
  • ファブレス(Fabless)企業:自社で製造工場(Fab)を持たず、半導体製品の企画・設計・マーケティングなどに特化し、製造自体はファウンドリ企業等に外部委託する企業のことです。

本設問では「ファウンドリ企業のビジネスモデルの特徴」を問われているため、生産のみを専門に請け負うことを説明している選択肢が正解となります。

各選択肢の解説

  • ア:誤り。工場での生産をアウトソーシング(外部委託)し、生産設備への投資を抑えるのは、製造工場を持たないファブレス企業の特徴です。
  • イ:誤り。自社製品の設計やマーケティングに注力し、新市場を開拓するのは、ファブレス企業の特徴です。
  • ウ:誤り。自社製品の販売に注力し、売上げを拡大するのは、ファブレス企業などの特徴に該当します。ファウンドリ企業は顧客(他社)の設計に基づいて製造を行うため、「自社製品の販売」に注力するわけではありません。
  • エ:正解。複数の企業から生産だけを専門に請け負い、多くの製品を低コストで生産するのは、ファウンドリ企業のビジネスモデルの特徴です。

Spineチーム