令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問1

任意のオペランドに対するブール演算 AA の結果とブール演算 BB の結果が互いに否定の関係にあるとき,AA は BB の(又は,BB は AA の)相補演算であるという。排他的論理和の相補演算はどれか。

問1の選択肢
図の説明テキスト

問1の選択肢として提示されている4つのベン図。

  • ア 等価演算: 2つの円の共通部分(積集合)と、2つの円の外側(和集合の補集合)が斜線で塗られている。
  • イ 否定論理和: 2つの円の外側(和集合の補集合)が斜線で塗られている。
  • ウ 論理積: 2つの円の共通部分(積集合)が斜線で塗られている。
  • エ 論理和: 2つの円を合わせた部分(和集合)が斜線で塗られている。
解答・解説

正解: ア. 等価演算

ブール代数における 排他的論理和(XOR) とその 相補演算(否定) についての理解を問う問題です。

まず、問題文にある「相補演算」とは、互いに否定の関係にある演算を指します。つまり、ある演算結果の 00 と 11(真と偽)を完全に反転させたものが相補演算となります。

排他的論理和(XOR) は、2つの入力(オペランド)の値が異なる場合にのみ真(11)となる演算です。これをベン図で表すと、2つの円の領域のうち、重なっていない部分のみが真(斜線)となります。

求めるのはこの「排他的論理和の相補演算」であるため、排他的論理和のベン図の真偽(斜線と白地)を反転させた領域になります。すなわち、2つの円の重なっている部分(共通部分)と、2つの円のどちらにも属さない外側の部分が真(斜線)となります。この演算は「2つの入力が等しい場合にのみ真となる演算」であり、等価演算(XNOR) と呼ばれます。

添付されている選択肢の図表を確認します。

  • ア 等価演算: 2つの円の共通部分と、2つの円の外側が斜線で塗られており、排他的論理和の反転(相補演算)と完全に一致します。
  • イ 否定論理和: 2つの円の外側のみが斜線で塗られています。
  • ウ 論理積: 2つの円の共通部分のみが斜線で塗られています。
  • エ 論理和: 2つの円を合わせた部分全体が斜線で塗られています。

したがって、排他的論理和の相補演算の図として正しいのは ア の等価演算です。

各選択肢の解説

  • ア(等価演算): 正解です。排他的論理和の出力を反転させたものであり、入力が一致したときに真となります。
  • イ(否定論理和): 誤りです。図は論理和(OR)の領域を反転させたものであり、論理和の相補演算です。
  • ウ(論理積): 誤りです。図は論理積(AND)そのものであり、否定論理積(NAND)の相補演算にあたります。
  • エ(論理和): 誤りです。図は論理和(OR)そのものであり、否定論理和(NOR)の相補演算にあたります。

Spineチーム