令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問24

Webサーバでのシングルサインオンの実装方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。

解答・解説

正解: エ. リバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合,利用者認証においてパスワードの代わりにデジタル証明書を用いることができる。

シングルサインオン(SSO: Single Sign-On)は、一度の認証で複数のWebサービスやシステムを利用できるようにする仕組みです。代表的な実装方式として、リバースプロキシ方式やCookieを用いるエージェント方式などがあります。

本設問では、これらのSSO実装方式における正確な仕様の理解が問われています。リバースプロキシ方式では、リバースプロキシサーバがクライアントとの通信を終端して認証を代行するため、パスワード認証のほかにデジタル証明書(クライアント証明書)を用いた認証などを組み込むことが可能です。

各選択肢の解説

  • ア:誤り
    Cookieは、認証サーバ(SSOサーバ)側で生成され、クライアント(Webブラウザ)に送信・保存されるものです。「クライアントで生成し、各Webサーバ上で保存、管理する」という説明は逆であり不適切です。
  • イ:誤り
    Webブラウザの仕様上、Cookieは発行元のドメインに対してのみ送信されます。したがって、Cookieを使ったSSOを実現する場合、対象となるWebサーバは同一のドメイン(またはサブドメイン)に配置されている必要があります。
  • ウ:誤り
    リバースプロキシ方式では、すべての通信がリバースプロキシを経由して背後のWebサーバへ転送されます。背後のWebサーバを異なるインターネットドメインに配置する必要はなく、通常は同一の内部ネットワーク等に配置されます。
  • エ:正解
    リバースプロキシ方式のSSOでは、リバースプロキシサーバがユーザー認証を代行します。この認証において、通常のID/パスワードだけでなく、よりセキュアなデジタル証明書を用いたクライアント認証を利用することができます。

Spineチーム