エッジコンピューティング(えっじこんぴゅーてぃんぐ)

センサーや端末が発生させたデータをすべて遠隔のクラウドへ送るのではなく、端末のすぐ近く(ネットワークの末端であるエッジ)に配置した機器で一次処理や分析を済ませる分散処理のアーキテクチャ。応答時間の短縮や通信帯域の節約を目的として採用される。

詳細解説

多数のIoT機器が稼働する環境で、収集した生データをそのまま上位のサーバに集約しようとすると、通信回線の逼迫やサーバの負荷集中、往復の通信による遅延が課題となります。そこで、現場のゲートウェイ機器や端末自身の計算資源を活用し、データの絞り込みや即時の制御判断を端末側で完結させるのがこの手法の基本的な考え方です。例えば、監視カメラの映像から必要な情報だけを抽出して送信したり、工場の機器の異常を検知して瞬時に停止させたりする用途に向いています。

クラウドコンピューティングを完全に置き換えるものではなく、リアルタイム性が求められる処理は現場近くで行い、長期的なデータの蓄積や大規模な分析はクラウド側で行うという役割分担で併用されます。ネットワーク上の複数のコンピュータを結んで1つの高性能な計算機として扱うグリッドコンピューティングや、人体に装着するウェアラブルデバイスとは概念が異なるため、処理を行う場所と目的に着目して区別することが大切です。

エッジコンピューティングが問われた過去問

  • 2021(R3)秋 午前 問73IoTの技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,適切なものはどれか。
  • 2021(R3)秋 午前I 問28IoTの技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,適切なものはどれか。
  • 2023年度(R5) 問71IoTシステムにおけるエッジコンピューティングに関する記述として,最も適切なものはどれか。
  • 2024(R6)春 午前 問72IoTの技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,最も適切なものはどれか。
  • 2024(R6)春 午前I 問28IoTの技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,最も適切なものはどれか。

エッジコンピューティングが登場する過去問

  • 2026年度(R8) 問78IoTデバイスとIoTサーバで構成され,IoTデバイスが計測した外気温をIoTサーバへ送り,IoTサーバからの指示でIoTデバイスが窓を開閉
  • 2021年度(R3) 問86店内に設置した多数のネットワークカメラから得たデータを,インターネットを介してIoTサーバに送信し,顧客の行動を分析するシステムを構築する。
  • 2021年度(R3) 問72IoT デバイスと IoT サーバで構成され,IoT デバイスが計測した外気温を IoT サーバへ送り,IoT サーバからの指示で窓を開閉す

関連する分野

組込み・IoT IoT システム・通信

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