令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問25

各種センサを取り付けた航空機のエンジンから飛行中に収集したデータを分析し,仮想空間に構築したエンジンのモデルに反映してシミュレーションすることによって,各パーツの消耗状況や交換時期を正確に予測できるようになる。このように産業機器などにIoT技術を活用し,現実世界や物理的現象をリアルタイムに仮想空間で忠実に再現することを表したものはどれか。

解答・解説

正解: エ. ディジタルツイン

問題文には「産業機器などにIoT技術を活用し,現実世界や物理的現象をリアルタイムに仮想空間で忠実に再現すること」とあります。これは ディジタルツイン (Digital Twin) の説明です。現実世界の製品や設備の稼働状況をIoTセンサ等を用いて収集し、仮想空間上に双子(ツイン)のように全く同じ環境を構築することで、リアルタイムな監視や高度なシミュレーション、将来予測を行う技術です。

各選択肢の解説

  • ア (サーバ仮想化):物理的な1台のサーバを、ソフトウェアによって論理的に複数台のサーバであるかのように分割して稼働させる技術です。現実世界の物理的現象を仮想空間に再現するものではありません。
  • イ (スマートグリッド):ITを活用して電力の需要と供給を最適化する、次世代の送電網のことです。
  • ウ (スマートメータ):通信機能を備え、電力の消費量などのデータを遠隔地へ送信できる次世代の電力計のことです。
  • エ (ディジタルツイン):正解です。現実世界の事象や物理的現象を仮想空間に忠実に再現する技術を指します。

Spineチーム