令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前II 問2

概念データモデルの説明として,最も適切なものはどれか。

解答・解説

正解: エ. 対象世界の情報構造を抽象化して表現したものである。

概念データモデルは、データベース設計の初期段階(概念設計)において、対象世界の情報(データ)構造を抽象化して表現したものです。
特定のDBMS製品やハードウェアなどの物理的な実装に依存せず、業務で扱うデータとそのデータ間の関係性を記述します。代表的な表記法としてE-R図(エンティティ・リレーションシップ図)が用いられます。
したがって、選択肢エが正解となります。

各選択肢の解説

  • ア: 「階層モデル、ネットワークモデル、関係モデルがある」というのは、論理データモデルの説明です。概念データモデルを特定のDBMSがサポートするデータ構造に変換したものです。
  • イ: 「業務プロセスを抽象化して表現したものである」というのは、プロセスモデル(DFD:データフロー図など)の説明です。データモデルは「データ」の構造に焦点を当てます。
  • ウ: 「集中型DBMSを導入するか、分散型DBMSを導入するかによって内容が変わる」というのは、実装環境に依存した構成設計や物理データモデルの説明です。概念データモデルはDBMSの構成に依存しません。
  • エ: 正解です。対象世界の情報構造を抽象化して表現したものが概念データモデルです。

Spineチーム