令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59
マネジメントシステム監査対象別の監査着眼点・指摘事項
マスタファイル管理に関するシステム監査項目のうち,可用性に該当するものはどれか。
解答・解説
正解: ア. マスタファイルが置かれているサーバを二重化し,耐障害性の向上を図っていること
情報セキュリティマネジメントにおける情報セキュリティの三大要素(CIA)のうち、可用性(Availability)に該当するものを問う問題です。
可用性とは、許可された利用者が、必要なときに確実に情報資産にアクセスできる状態を維持することを指します。
各選択肢の解説
- ア(正解): 「マスタファイルが置かれているサーバを二重化し,耐障害性の向上を図っていること」は、機器の故障などのトラブル時にもシステムを停止させず、継続して利用できる状態を確保する対策です。これは可用性を高めるための項目に該当します。
- イ: 「複数件まとめて検索・加工するための機能」は、システムの利便性や業務処理効率を向上させるための機能要件であり、セキュリティ面での可用性を担保する監査項目ではありません。
- ウ: 「メンテナンスは,特権アカウントを付与された者だけに許されていること」は、権限のない者による不正なアクセスや操作を防ぐ対策であり、機密性(Confidentiality)を確保するための項目に該当します。
- エ: 「データ入力チェック機能」は、誤ったデータや矛盾のあるデータの入力を防ぎ、データが正確かつ正当であることを保証する対策であり、完全性(Integrity)を確保するための項目に該当します。